理念

SSH概要

目的

高度な科学・技術を基盤とする国際社会で活躍する人材には,以下の3つのキー・コンピテンシーを育成することが重要であるという仮説を立て,これらを獲得させる授業法および学校教育システムを,体系的にまとめ,それらを実践し,効果を検証し,成果をまとめて公表することを目的としている。

1. 高度科学・技術社会の課題を発見する力

2. 科学的プロセスを踏んで問題解決する力

3. グローバルに発信する意欲と語学力

SSH事業の柱

1.探究活動

1年次のSSH探究では,研究者の講演を聞いたり,探究講座に体験的に参加したりしながら,テーマの設定の仕方や探究の手法を身につけることを目的としている。

2年次の「SSH探究」は試行錯誤をスローガンに掲げ,工夫と失敗を通して学ぶことを重視している。個人またはグループごとに探究テーマを定め,1年探究テーマと向き合う。

3年次の「発展SSH探究(選択)」は2年生時の探究テーマをさらに深める時間としている。外部発表や論文投稿を単位修得の条件としている。

2.国際交流

タイ王国・プリンセス・チュラポーン・サイエンス・ハイスクール・チェンライ校(PCSHSCR)との研究交流を行っている。Science Fairという研究発表会を実施し,日頃の研究成果を英語で発表する。その他にも,海外からの高校生の訪問を数多く受け入れている。

3.特別授業

様々な分野の専門家から刺激を受け,科学に対する興味・関心を高め,将来のキャリアについて考える場である。先端科学の研究開発についての講演や実習があったり,科学に関わる社会問題の現場を取材したり,形式は様々である。

その他のSSH事業

上記の事業以外にも,理数教科のカリキュラム(授業)の改善や,高大接続に関わる事業,女子理系生徒の育成など,科学に関する様々な諸課題にも取り組んでいる。

運営体制

目的

SSH事業は,研究部・SULEのメンバーが中心となって企画・立案をし,全教員体制で実施する。また,研究部・研究推進や教育工学と連携を取り合い,様々な観点からSSH事業の改善を目指す。

また,本学の附属学校園の各校はもとより,他の高校,大学,研究機関,企業などとも連携を取りながらSSH事業に臨む。

SSH運営指導委員会

SSHの研究助言を目的として、SSH運営指導委員会を構成しております。

氏名所属役職
駒宮 幸男早稲田大学理工学術院総合研究所上級研究員・教授
久田 健一郎筑波大学元教授
岩附 信行東京工業大学副学長・教授
秋本 弘章獨協大学経済学部教授
鈴木 仁也文化庁国語課国語調査官
森  美樹(株)日本国際放送コンテンツセンター統括部長
林  一輝
NHK製作局第3制作ユニット
チーフプロデューサー
狩野 賢司東京学芸大学副学長・教授
新田 英雄東京学芸大学自然科学系長
西田 尚央東京学芸大学准教授