教育基本方針・いじめ対策基本方針

教育方針

民主的で文化的な国家を建設して、世界の平和と人類の福祉に貢献しようとするわが国の理想を実現できる健康な身体と、高い知性と、豊かな情操とをもち、清純で気品の高い、大樹のように大きく伸びる、世界性の豊かな、人間を育成する。

1. 清純な気品の高い人間

真実を直視し純粋に考え、こだわらない判断をし、全力を傾倒してその実現に打ち込む純粋な心ばえとひたぶるな態度を養成する。そして性善と正義を愛し、敢然として邪悪を斥け、いちずに真実なものを追求する意欲と勇気とを振作する。

2. 大樹のように大きく伸びる自主的な人間

内には単なる思いつきにこだわったり一時の感情に走ったりすることなく、外には徒らな扇動や宣伝に動かされることなく、常に広い視野に立って冷静に事態の真実を究め、自分で判断して行動する態度を養う。このような自主的な精神は、自由と責任とを背景として育成され、大きく伸びる基礎である。

3. 世界性の豊かな人間

世界的な視野に立ってものごとを考え、自己を確立して世界の誰からも親しまれ尊敬されるような人間になるとともに、他の立場や文化を理解し尊重し、力を合わせて、世界の平和と人類の幸福に貢献する世界性の豊かな人間を育成する。

令和6年度 附属高等学校 学校経営計画 令和6年度 附属高等学校 部活動方針 令和5年度 自己評価書 令和5年度 学校関係者評価書

本校の教育について

本校の学校創設以来の教育目標は、「清純な気品の高い人間を育てる」、「大樹のように大きく伸びる自主的な人間を育てる」、「世界性の豊かな人間を育てる」です。60数年前から世界性に注目していた先達の慧眼に驚きます。

本校もその一つである東京学芸大学附属学校の教育目標は、生徒に普通教育を施すとともに、大学と連携して実証的研究や実践的研究に取り組むことにより、「協働して課題を解決する力」「多様性を尊重する力」「自己を振り返り、自己を表現する力」「新しい社会を創造する力」の四つの力を持った次世代の子どもを育成する教育を推進するとあります。

さらには、文部科学省による附属学校の役割として、「学部・大学院における研究を附属学校で実際の指導に取り入れ、その結果を学部・大学院の教育研究に反映していく実験・実証校としての役割」、「学部・大学院の教育研究に基づいて、教育実習生を指導する教育実習校としての役割」、「一般公立学校と同様に普通教育を行う公教育の役割」、「地域の学校と連携して教育・研究を推し進める役割」が挙げられています。

これらは、いわば本校にとって所与の使命(ミッション)です。これらミッションと、グローバル化、情報化、少子高齢化が進む激変する社会の状況を鑑み、「多様な分野でイノベーションを引き起こし、国際社会に貢献する人間」の育成を長期的ビジョンとしました。また、このビジョンを実現する教育システムのノウハウを積極的に他の公立私立高校に広めることにより、国立大学附属高校としてのミッションにも応えようと考えております。

「多様な分野でイノベーションを引き起こし、国際社会に貢献する人間」とは、生涯学習者としての学習に向かう姿勢、適切な情報収集・分析能力と課題発見能力、柔軟に多様性(ダイバーシティ)を受け入れ活用する力、を持つ人間です。私たちは、本校の、文理分けを急がない広い教養と深い専門性を育てる教育、生徒全員が探究活動を行い課題発見能力を育てる教育、外国の姉妹校との研究交流をはじめ国際的な場でのプレゼンテーションと各種レポートを重視する教育、実験・実習などのフィールドワークを重視した教育などの、本物に接し本物の学力を見につける「本物教育」で、このビジョンを実現します。具体的には学校経営計画をご覧ください。

いじめ対策基本方針

いじめ対策基本方針 性暴力・性犯罪防止に関する学校管理体制指針及び教職員の行動規範