1年生現代劇鑑賞
10月25日(火)、新国立劇場で現代劇鑑賞を行いました。演目は「レオポルトシュタット」。脚本はアメリカを代表する劇作家トム・ストッパードさん、演出は新国立劇場の芸術監督である小川絵梨子さんです。あるユダヤ人一族が、戦争、革命、貧困、ナチスの支配、そしてホロコーストに直面していく、4世代にわたる物語です。2020年初頭にロンドンで世界初演を迎えると、瞬く間に話題を呼び絶賛されたというこの作品。総勢30名の役者が繰り広げる華やかな第一幕から始まり、終幕では、ホロコーストを生き延びたたった3人の登場人物たちが、祖先の生き様に思いを馳せてゆくシーンが圧巻でした。高い教養の求められる難解な部分もありましたが、生徒たちが必死に食らいついていく姿が印象的でした。鑑賞後は200字の鑑賞文をパラグラフ・ライティングの形式で書く課題に取り組みます。生の演劇を観るのが初めてという生徒も多く、貴重な体験になったのではないかと思います。