国際交流
SSHにおける国際交流
概要
本校の教育方針の1つである「世界性の豊かな人間」の育成に関連し、自然科学に関する生徒による研究発表を軸とした国際交流活動の活性化に取り組んでいる。
主な活動として、タイ王国において先進的な科学教育を実践しているプリンセス・チュラポーン・サイエンスハイスクールの1つであるチェンライ校(以下、PCSHSCRと表記)との間で交流プログラムを実施している。この交流プログラムでは、2014年度より生徒の派遣および受け入れを行っている。
また、日本、台湾、韓国の化学教育者によるネットワークであるNICE(Network of Inter – Asian Chemistry Educators)における高校生による共同学習や発表などに参加している。
PCSHSCRとの国際交流の現状について
2020年1月の本校生徒14名の派遣以降、両校間での現地訪問ができない状況となっている(写真1)。そこで、2021年度からStudents’ Joint Research Programを開始した。プログラムには各校から6名ずつの生徒が参加し、環境グループと生物グループに分かれ共同研究を開始している。2021年9月末時点で6回のオンラインミーティングを実施し、研究主題、仮説設定および実験計画の立案を行った。生徒たちはスライドなどの資料を用いながら、英語で意見交換している(写真2・3参照)。
現在は具体的な観察・実験に行い、データを共有している段階である。今年度末に実施予定の東京学芸大学やPCSHSCRでのサイエンス・フェアにおける研究発表を目標に、研究成果をまとめることになっている。
2021年度の活動報告
PCSHSCRとのオンラインミーティング
「Studentsʼ Joint Research Program with PCSHSCR」の交流プログラムを行っているタイ王国のプリンセス・チュラポーン・サイエンスハイスクールと、研究の成果の確認と発表会に向けたオンラインミーティング(ZOOM)を行いました。(令和3年12月21日)
生物、環境の2つの分野でタイと本校それぞれ3名ずつがグループを作り春先から共同研究の交流を続けています。本日は、今年度の目標(ゴール)の、以下の発表会にてポスター発表するための具体的な打ち合わせをしました。
2022年2月18日実施のPCSHSCR主催のサイエンス・フェア
2022年2月23日実施の東京学芸大学主催のサイエンス・フェア
それぞれの学校ができる範囲で実験などを行い、データ収集、共有と議論、ポスター作成を行い、必ずしも共通の実験にならなくとも、進められる実験を両校が実施し、最終成果物(ポスター)は本校3名とPCSHSCR3名の計6名の連名により作成する方針を確認しました。