体育の授業で育てたい力

【体 育 (Physical Education)】

 体育では、『生涯を通じて運動・スポーツを自ら実践できる能力の育成』を目標とし、以下のような授業を展開しています。

授 業


<1年次(教師主導の単一種目必修型授業)>

 運動を実践していくための基礎・基本を学ぶ一斉授業を教師主導の単一種目必修型で行っています。種目はバスケットボール・サッカー・バレーボール・ハンドボール等球技種目を中心に実施しています。また、柔道(男子)とダンス(女子)を通年で学習しています。各種目の技能はもちろんのこと、ウォーミングアップ・クーリングダウンの行い方、用具管理や安全面での配慮等を身につけます。

バスケットボール(男子)        ハンドボール(女子)


柔道(男子)              ダンス(女子)


バレーボール(女子)          サッカー(男子)


縄とび(男子)             ウォーミングアップ(男女)


<2年次(分割授業)>

 球技種目4種目(男子:バレーボール、ハンドボール、サッカー、バドミントン。女子:フットサル、バレーボール、バスケットボール、バドミントン。バドミントンのみ男女共修)から各自3種目を選択し、1年次に培った能力を基本として、教師主導から徐々に生徒が主体的に活動を実践できるような取り組みを行っています。2年の最後には、グループごとに16時間程度の授業計画を立案し、リーダーを中心に班員全員の協力のもと、運動をコーディネートしていく能力を高めることに主眼を置いて活動しています。


バドミントン(男女)          バスケットボール(女子)


バレーボール(男子)          フットサル(女子)

 

※1、2年生の1月中の授業について

 1、2年生の1月の授業では、2月初旬に行われるマラソン記録会に向けて、持久走を行います。距離走や時間走といった中・長距離走のトレーニングによる走り込みを通して、自分に相応しい走り方やペース配分を知り、持久力や精神力を身につけていきます(詳細は教科行事のページを参照)。




<3年次必修(選択授業)>

 1、2年で身につけた体育学習の集大成として、生徒主体の多種目多展開での授業を実践しています。1、2年次に学習した種目の他、ソフトボール、卓球、テニス、陸上、水泳、トレーニング等を開設しています。リーダーが率先して活動目標や練習メニュー、テーマ等を設定し、安全に配慮しながらグループで協力して活動を実践しています。毎回の授業ごとに、本時の振り返りをグループノートへ記入し、次時の活動に役立てています。


ソフトボール(男子)           卓球(男女)


トレーニング(男女)          テニス(男女)



<3年次選択>

 3年生では必修体育(2単位)の授業以外に、選択体育(2単位)を男女共修で開講しています。卓球やテニス、バドミントンといったラケット種目をはじめ、陸上、水泳、シュノーケリング、トレーニングといった種目も行っています。選択者が多い時はバスケットボール、バレーボール、フットサル等の集団種目を実施しています。また、実技だけでなく、テーピングやマッサージ等の講習も行っています。体育系の進路を考えている生徒に限らず、運動の好きな生徒が積極的に選択し、和気藹々とした雰囲気で授業が展開されています。


講師の方を招いてのテーピング講習



よくある質問

Q、学校指定の体育着やシューズはありますか?
A、本校指定の体育着、シューズはありません。多くの生徒は中学校で着用していた
  ものを使っています。新たに購入する必要はありません。なお、体育着(上半身
  に着るTシャツやジャージ)にはハガキ大の白い布を用意していただき、黒マジ
  ックで苗字を書いて左胸に貼付してください。シューズについては、屋内用の
  「体育館履き」と屋外用の「外履き(運動靴)」の2種類が必要となり、体育館
  履きには学年カラー(59期:黄色、58期:赤色、57期:緑色)の靴ひもを
  着用することになっています。靴ひもは校内でも販売しています。

Q、柔道着は各自で用意するのですか?
A、男子の柔道着については入学後に校内販売がありますので、そちらで購入してく
  ださい。すでにお持ちの柔道着があれば、それを着用してもかまいません。詳し
  くは柔道担当教員までお尋ねください。

Q、男女共修の種目とは具体的にどんな種目ですか?男女による運動能力の違いや
  性差によるハンデはありませんか?
A、2年次のバドミントンをはじめ、3年次必修体育のテニス、卓球、バドミントン
  等のラケット種目や陸上、水泳、トレーニングといった個人種目を男女共修で実
  施しています。3年選択体育は完全共修で行っています。1、2年次の持久走の
  授業も男女一緒に走ることがあります。
  男女共修のメリットは、お互いの長所・短所、能力差を知り、尊重し合おうとす
  る姿勢が身につくことです。
グループに分けるときも男女別ではなく混合のグル
  ープとし、ゲームを行うときも能力差がでないように分けたり、能力差の少ない
  チーム同士で対戦させたりという工夫や配慮をしています。男子が女子をフォロ
  ーしたり、女子が男子に教えたりという光景も見受けられます。共学校らしく、
  男女で協力しながら、楽しく安全に活動を行っています。

Q、持病やケガのため、種目によっては参加できないものがあるのですが…
A、病気やケガで授業に参加できない場合は事前に申し出が必要です。見学もしくは
  可能な範囲で授業に参加してください。もし、見学が長期にわたる場合は医師か
  らの診断書を提出してもらうことがあります。

Q、50m泳のチェックはどのように行うのですか?水泳が苦手なのですが、泳げな
  い場合はどうなりますか?
A、1年次の授業内で泳力チェックを行います。タイムの制限はありません。ここで
  50mを泳げない生徒は1学期の期末考査後に講習を受けることになります。
  1年次に講習を受けてもクリアできなかった場合、2年次に再度講習を受けて特
  訓を重ね、ほとんどの生徒が泳げるようになるのが現状です。

Q、体育のテストはありますか?
A、いわゆるペーパーテストはありませんが、単元の終わりに簡単なスキル(実技)
  テストを実施し、評価に加味しています。

Q、教育実習生の授業はありますか?
A、保健も教育実習期間中には本校保健体育科教員の指導のもと、教育実習生が各学
  年の体育の授業を担当します。研究授業も行います。